学生会館日記

第47回 女子学生会館文京カテリーナ『六義園の紫陽花』

文京カテリーナは東京の山の手・文京区にあり、小石川や白山といった由緒ある住宅地域に位置しています。

この付近はかって、大名・旗本の屋敷町であり、今も庭園公園としてその名残りを留めています。

カテリーナから徒歩10分の距離に「六義園(りくぎえん)」があり、一年を通して憩いの場所となっています。

余談ですが、カテリーナの学生の中には歩いて大学に通う者がいます。

東洋大、お茶の水女子大までは徒歩15分、東大、早稲田大等は25分で元気良く通っています。

運動不足の解消にもなるそうです。

 

 

六義園は五代将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が自らの下屋敷として造営した大名庭園。

敷地は2万7千坪で、完成には7年の歳月を要したとのこと。

春のしだれ桜、秋の紅葉の時期は夜間のライトアップもあって、大勢の人々が楽しんでいます。

つつじの季節が終わった初夏の頃は、紫陽花(あじさい)が花の盛りを迎えています。

園の説明では、日本固有種の一つヤマアジサイの種類が多くあって、西洋アジサイやホンアジサイとは違う趣のある雰囲気を漂わせています。

 

 

カテリーナから「六義園」を越えて少し足を延ばすと、千駄木、本郷の地となります。

日本の近代をリードした文豪・森鴎外や夏目漱石、樋口一葉などの足跡があちらこちら残っています。

もうすぐ試験も終わり、夏休みを迎えます。

暑い夏、汗を流して先達の事跡をたどるのは有意義なときとなることでしょう。

 

 

文京カテリーナ館長 田中 博二

 

 

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次回の更新予定は女子学生会館ブリックスです。どうぞお楽しみに!